2012年04月18日
聖地 原爆ドーム
西広島から己斐に入り、
自分が生まれ育った小学校や保育園、
そして住まいを訪ねた。
昔の細い記憶を頼りに歩いた。
当時は畑や森の静寂の地だったが、
住宅や建物が密集し、
町並みは全く変わってしまっていた。
でも…
道が教えてくれた。
この道を自転車でよく通っていた。
この細い露地をよく近道していた。
てくてくてくてくよく歩いた。
日も暮れかかっていたけれど、
知人のKODAMA KOZUEさんの
壁画を観たくて新己斐橋に行くが
運悪く工事中で
ビニールシートが全面に覆われていた。
GPSを手にし、さらに歩いた。
そしたら、おっと噴水が!
暗い辺りを奇麗にライトアップ。
ホテルに戻るのをやめて、
平和公園に入った。
子どもの頃、ここが僕の遊び場だった。
とても気持ち良かった。
皆の平和の祈りからだろう。
とても気持ちの良い空間だ。
ところが、原爆資料館だと思うのだけど、
建物の下を通った瞬間に、
ううっと圧力が自分の頭にかかった。
温度がちがったようで、
クラクラしてしまった。
あまりのエネルギーにビックリした。
クラクラしながらもそこをくぐり抜け、
慰霊碑へ向かった。
両サイドがライトアップされていて、
その先に慰霊碑が。
そしてその先に平和の灯が。
さらにその向こうには、原爆ドームが見える。
うぁ。祈りだ。
「安らかに眠って下さい
過ちを繰返しませぬから」
今通ってきた道を振り返ってみると
これもまた凄い。
両サイドのライトアップされた道が滑走路のようで、
その先に資料館その向こうにライトアップされた噴水。
これはまさに、希望だ。
日本の修学旅行で、
皆さんあちこちに行かれますが、
僕は広島と長崎そして沖縄には
訪れるべきだと思います。
かつて日本で何が実際に起こったのか、
必ず肌で感じることができます。
人類にとって、大切な場所の一つです。
すごいエネルギーを感じる平和公園。
でも決してネガティブではない感覚だった。
亡くなられた方達が、
「おい!皆、頑張れよ!!!」
と言われているような気がした。
幼い頃は、暗く重たいイメージがあったが、
70年近く経った今、逆に、
ここはポジティブなエネルギーの地に
変わったような気がする。
ここは、聖地。
パワースポットだ。
無念に亡くなられた方々の魂が浄化され、
私たちを応援してくれているかのようだ。
翌朝、原爆資料館を訪れると、
ボランティアの方が、事細かに説明してくれた。
平和公園のわずか50センチ下には、
原爆投下直後の瓦礫がそのまま静かに眠っているのだそうだ。
コメント (2)
同感です!
小生は、2009年7月に、高瀬毅著「ナガサキ消えたもう一つの『原爆ドーム』」を読み、啓示を受けたかのような衝撃を受けました。具体的には、小生の拙いブログに投稿した記事をご覧ください。
投稿者:チャーリー・パーカー |日時:2012年04月20日 18:33
チャーリー・パーカー さん
コメントありがとうございます!
投稿者:tanoshiro |日時:2012年06月24日 11:14