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これから先のこと-2(想定外ではない 原発問題)

福島原発が一向に収束を迎えない。

当初から東電や政府の発表を聞くにつけ、

「本当に想定外だったのか?」

そう思ってきた。

ちょうどそんな時、
大変興味深いニュースを知りました。
皆さんもご存知かもしれませんが
それでもあえてお伝えします…

「すべて想定されていた」(毎日jpより2011.3.29)


それによると、
神戸大学名誉教授の石橋克彦氏が1997年に
「原発震災~破滅をさけるために」と題して
警鐘を鳴らしていたというのです。

いくつか内容が紹介されてありましたが、
どれも今回の原発震災で生じた
一連の事象を正確に警告するもので衝撃を受けました。

さらに氏は2005年に衆院の公聴会でも
同様に警告を発していたそうです。

ということは、東電はもちろん、政治家をはじめとする
関係者は危険性を十分に知っていたということになります。

このことを、私たちはしっかり認識しておく必要があります。


ここで改めて阪神淡路大震災や中越沖地震を思い出してください。

「絶対安全である」「大地震、大津波はもう起きない」
どちらもそんなことはないのです。

私たちは再び、学ばなければなりません。

単純に他の人のせいにしたり責任をとってもらうだけでは
私たちは成長していることにはなりません。


原発に対する信頼感が崩壊している今こそ、
代替エネルギーを真剣に考えましょう。

原発は日本の年間発電力量9,900億kWhの
約3割を占めるそうです。

110331.jpg
(2006年度 経済産業省 資源エネルギー庁)

大雑把に考えても一人がこれまで消費していた電力量を
3割節約すればなんとかなりそうな感じがします。

ただ今なお、関東地方を中心に続けられている計画停電は、
首都圏の交通機関の運休をはじめ大きな影響を及ぼしています。
あらゆる経済の停滞につながっている。

自粛ムードは被災者への本当の手助けとはならない。


さて、地震津波大国日本において
より安全だといえる代替エネルギーは何でしょう?

当面の電力供給のためであるなら、
新たに変電所をつくって西日本の電力をさらに
関東へ供給することもありえるでしょう。

そもそも西と東では周波数が違うということで
簡単に融通できないこと事体大きな問題だし、
各電力会社が既得権を守りたい現れともとれる。


そこで私は、太陽エネルギーをまず選択したい。

初期の設置費用が高いとはいえ、
地震津波の事象が避けられない日本においては、
より安全安心なエネルギーではないでしょうか。

まず送電線を必要としないし、
一極集中する必要もないのだから、
今回のような計画停電にもならないでしょう。

各家庭の屋根や、企業やマンションや
医療・学校等の公共機関の屋上に
ソーラー・パネルを必ず設置。

そして必要な消費電力の半分から
限りなく全額をまかなうようにする。

また天然ガスも有効だと考えます。

尖閣諸島の東シナ海をはじめ日本の周りでは
天然ガスが豊富に眠っているのに、
その開発に力を入れてこなかったそうです。

輸入だけにたよるのではないのだから、
安定的な価格で供給ができるでしょうし、
何よりもCO2排出を抑える点で優れているのが魅力。

ロシアにも豊富な天然ガスが存在していますし、
北方領土の問題もふまえた技術経済交流を行うことで
また新たな局面が見えてくるかもしれません。


いずれにしても、
放射性廃棄物を地球のあちこちに埋めるのはもうよそう!
土や水が広く汚染されてからでは、手遅れになります。


そしてエネルギーとは別になりますが、
節電対策にとして僕が注目しているのが、断熱材。

建物の冷暖房に非常に効力を発揮します。

記憶によるとドイツでは30センチの断熱材を入れます。

これで夏冬も少量の冷暖房ですむそうです。

北海道に住んでみて関心した一つが、
寒さをしのぐ建築技術がとても高いことでした。

屋外は平気でマイナス20度なのに
部屋の中ではTシャツで過ごせる家を
北海道でたくさん僕は見て来ました。

ドイツと同様に、猛暑の夏は室内の気温が保たれるので、
エアコンを長時間つける必要がないのです。

断熱材を日本全国の建造物に普及させる!

今の私は、こう考えます。

さぁ、皆さんはどう考えますか?

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