2011年03月26日
これから先のこと-1
毎日、日本のどこかで地震が起こり、
福島原発もなかなか収束を迎えず、
一人一人が感じているのではないだろうか。
「この先、いったいどうなるのだろう」と。
いつまた来るかもしれない地震そして
大津波の恐怖。
そして見えない敵「放射性物質」。
ここで興味深かったニュースを一つ紹介したい。
岩手県釜石市の本郷地区というところでは、
明治、昭和とかつて2度の津波から
住宅は壊滅的な被害を受けたそうだ。
住民はそれまでの海沿いの土地から
標高20メートル以上の高台に集団移転し、
11日の大津波では道路まで押し寄せてきたそうだが
住宅に被害はなかったそうだ。
先人による移転の判断が
今回の被害の軽減という結果に
つながったのは明らかだ。
被災地の地理的な制約もあるかもしれないが、
是非、今回の大津波の経験をふまえ、
津波地震に対する防災に主眼を置く
まったく新しいコミュニティー作りを。
世界に発信していく大きなチャンスだと僕は思う。
壊滅的な被害にあった漁港に関してもしかり。
あらゆる科学技術や知恵知識を総力し、
とことんこだわったモデル地域第一号として、
「復興」ではなく「誕生」を僕は希望する。
自然の脅威から私たちは冷静に学び、しっかり考え、
そして未来へ一歩づつ前進していこう。
コメント (1)
復興よりも誕生!
私もこれより他に考えられません。
自然と対峙するなんて、人間のえらい思い上がりの様な気がします。
自然の有効利用、これも上から目線の様な気がしてならない。
美醜混濁、すべての自然を受け入れ、調和して、ゆるやかに生きる術を身につける!
わたしたちは、そこに気づかなくてはいけない時を、迎えたのでしょう。
投稿者:Ousyu |日時:2011年04月01日 15:51