2016年12月08日
塾生が語る!教える!田野城塾とは? _ Vol.2(全4回)
(和多田さんを偲ぶ会にて独奏 2016年10月)
レッスン後に、塾生と食事を共にする事がある
今回、彼の語ったの言葉に
僕自身改めて気付かされた
皆さんにとっても
何かのお役に立つかもしれないと感じ
シェアしたいと思う
▼大学勤務のH君が語った内容(Vol.1の続き)▼
H君:
「レッスン中、田野城さんは何も言いませんよね
いつもだま~って聴いてますよね」
田野城:
「それはなぜかといえば
前の君の音を僕は覚えているので
今の音と聞き比べているんだ
そうすると前回から今回までの間に
H君がどういう風に練習してきたか
磨きをかけてきたのかが分かる
磨きをかけてる段階で僕は口を挟まない
その人が選択した磨き方なのだから
経験値がその人にとってためになる、すごく」
H君:
「…じっと待ってくれている
今は即効性が求められるけれど、
待ってくれるのが助かる」
そして、続けてこう話してくれた
「田野城さんはおそらく、
アメリカ留学時代にテクニカルじゃなくて
音の振動を聞いていたんじゃないか
振動は体感しないとわからない
僕はジョー・アラッドやデイブ・リーブマンの
レッスンを今、受けることはできない
でも彼らの振動を身体に刻み込んで
肌で覚えている田野城さんは
それを僕に伝えようとしている
これは口では説明できないことだと思う
でもそれが僕的には普通
そういった指導をしてくれる方をこれまで探してきた
それ以外の音楽家には興味ない」
〜続く〜
(スタッフ掲載)