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【転載 『楽譜のいらない音楽授業』_ 第15回 ♪音の華_ vol.1♪】

肺炎でドクターストップを受けた田野城は
ニューヨークレコーディングを中断し、
音楽業界から暫く退いていた時期があります。

その間、自身の経験から強く音楽教育に関心を持ち、
さまざまな垣根のない教育実践を行ってきました。

その活動が10年目に入った頃、和多田 進さんから
お声をかけていただき、和多田さん編集長の地域ポータルサイト
『北海道人』にて初めてのメルマガ連載を担当させていただきました。(2007年3月)

「好きなことを自由に語っていい」ということで始まった
『 田野城寿男の「楽譜のいらない音楽授業」 』

演奏家に本格復帰を決意するまでの約1年6ヶ月続いた記事の中から
スタッフが選んだいくつかを皆さんとシェアしたいと思います。

型破りで破天荒な田野城の半生や、考え方が
読者の皆さんの清涼剤になれば幸いです。

では、音の華_ vol.1 をどうぞ。

ーーーーーーーーーーーーーーー

【 ♪音の華 ♪ vol.1 】

マイルス・デイビス――。

ジャズファンならずともその名を知る
今は亡きジャズ・トランペット奏者。

彼は1981年6月27日、
ボストンのクラブKIXで長い沈黙を破りします。


当時、大学生だった私は、この日、
伝説のトランペッターを初めて目の当りにしました。

渡米してからジャズ、クラッシック、ロック等
数多くのライブを観てきましたが、
今から考えてもこのライブだけはまったく別物でした。

黒人たちでごった返した会場には、
かつて植民地時代の奴隷貿易でカリブ海地域や北米へ強制連行された
アフリカ人の信仰であり宗教であったブードウ教の説教が、
あたかもこれから始まるかのような空気が漂っていたからです。


もちろんこの夜のマイルスの演奏の凄さは言うまでもありません。

緊張感が張りつめた集会?

に参加した私は全身鳥肌がたち、
ライブが終わるころにはまるで
トランス状態に陥ってしまったかのような感覚でした。

あのような強烈な印象は知識だけでは
とうてい得ることのできないものです。

まさしく「本物」 に接したときに感じる
“幸福感” を実感できた瞬間と言えますし、

大げさではなく、

私、田野城の一部を形成してしまった出来事だと言えるでしょう。

 ー 続く ー

(スタッフより)

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音楽のことで悩んでいる人へ

ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
登校拒否に無断欠席は当たり前。もちろん、塾なんて行った事がありません。何故かというと、私にはどうしてもわからなかったからです。

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