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真夜中の独り言 ~ 一番大切なものは… 〜

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この100年の間、最も世界で売れた楽器は
アドルフサックスが考案したサキソフォンだそうだ。

アメリカ、フランスをはじめ中東、
ロシア、中国、メキシコ、アルゼンチンなど
国籍、民族、宗教を超えて多くの人が
この楽器の音色に魅了され演奏されてきた。

しかしその反面、意外と知られていないが
アメリカではサキソフォン使用禁止の時代があったり、
フランスではミュージシャンユニオンの猛反発にあい、
アドルフサックスは生涯裁判で苦しまされている。

極め付けは闇討ちにまであっているのだから
今思うと何とも皮肉な運命としか言いようがない。

そう言う私もサックスに魅了されたうちの一人だ。

高校時代ジャズ喫茶でエルビンジョーンズの
ライブアットライトハウスを聴いたとき、
デイブリーブマン、スティーブグロスマンが奏でる
得体の知れない強烈なソロに完璧ノックアウトされた。

これがバークリー音楽院でサキソフォンを学ぶ道を選んだ理由の一つだ。
しかもプロにまでなっているのだから信じられない。

人生サックス一筋…笑

もしアドルフが暗殺されていたら
この世にサキソフォンなど存在しない。

全てのCDからサキソフォンの響きが無くなる想像をしてみて欲しい。

何とも虚しい気持ちになるのは僕だけであろうか?

そう思うと私をはじめ特にサキソフォン奏者は
音楽スタイルは違えど間違いなく
熱狂的なサキソフォン教の信者とも言えるのではないだろうか⁈

また他の楽器にも同じような事が言えるだろう。

間違いなく音楽は世界の共通言語だ。

識字率や記憶力も大切だが
人の心を豊かにしてくれるのは
音楽をはじめ芸術だ。

歴史をみてもわかるように、
すべての芸術は国籍、民族、宗教
すべてを飛び越えて包み込む力がある。

それすなわち愛であると私は思う。

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音楽のことで悩んでいる人へ

ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

Tano-ism(タノイズム)

世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
登校拒否に無断欠席は当たり前。もちろん、塾なんて行った事がありません。何故かというと、私にはどうしてもわからなかったからです。

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