2014年05月28日
Woody Shaw
トランペット奏者。
僕が影響を受けたジャズミュージシャンの一人。
バークリー音楽院時代、
僕はジャズを勉強すればするほど
オリジナリティとは一体何か?
を深く考え追求するようになっていた。
スイング、ビバップ、クール、モダン、
コンテンポラリーなど時代とともに
名称や音楽スタイルを変えながら進化してきたジャズ。
そんななか当時ひときわ異質の光を放っていたのが、
トランペッターのウッディショウだった。
新鮮かつ斬新な即興演奏 ♬
これがオリジナリティだ!
そう、彼は彼であって、彼以外の誰でもない…
会ってみたくなった僕は、
ボストンからニューヨークのジャズクラブに何度か足を運んだ。
一番記憶にあるのがビレッジバンガードでの演奏。
その夜は、テナーサックス奏者の
デクスター ゴードン クインテット
のメンバーに参加していた。
バッパーのデクスターとの
異色コントラストにも関わらず、
彼のトランペットは見事に溶け込み、
冴えていた。
また、
デクスターのふところの深さも
伝わった夜だった。
ライブが終わると、何時ものように
まだ若僧だった僕を相手に音楽談義をしてくれた。
とても嬉しかった ♪
これが今のTano's Cafe の
ルーツになっているのかもしれない。
ジャズを勉強することは何処でも出来る…
しかし大切なのはハートであり、
それを養う環境に身を置くことだ ♪
彼の言葉は今でも僕の財産となっている。