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教則本「すべてのサックス奏者のための基本練習Vol.2」発売開始!

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Natural Minor(Aeorian Mode)の落とし穴。盲点を突く!

ASKS Winds(ASKS版PDF & 製本版)と
amazon(Kindle版)より、
田野城寿男 著「すべてのサックス奏者のための基本練習Vol.2」
が発売されました!

ASKS Winds
amazon.co.jp

今回はシリーズ第2弾。
Natural Minor Scaleに特化した教則本です。

もちろんこちらも全てのKey(12Keys)で譜面がかかれています。

Natural Minor Scale = Aeorian Mode
(自然的短音階)           (教会旋法)

つまりグレゴリオ聖歌でよく知らている
Gregorian Modeのひとつで、
16世紀頃まで西洋音楽の基礎でした。

その後、作曲家フレスコバルディ、ヨハン・セバスティアン・バッハ、
ヴィヴァルディらによって、長調と短調をもちいた音楽旋法が
18世紀中頃まで展開されます。

こちらはバロック音楽と呼びます。

私たちは義務教育の音楽授業を通じてこの
長調(Major)や短調(Minor)を習ってきました。

見方を変えれば、バロック音楽以降、
音楽旋法は変わっていないと言えます。

一方ジャズの世界では1950年代に、
ビル・エバンス、マイルス・デイビス、
ジョージ・ラッセル、ジョン・コルトレーン達が
このGregorian Modeを取り入れた作曲や演奏を
繰り広げていました。

ジャズがまさに芸術的と言わしめるに相応しい
バックグラウンドがこの時代に形成されました。

モードジャズが難しいと言われるのはGregorian Modeで
音楽を捉えているからです。

この音楽理論を分かりやすく紐解いているのが、
ジョージ・ラッセルが提案した
リディアン・クロマティック・コンセプトです。

話を戻しますが、
この教則本(Vol.1-2)をしっかり練習すれば、
実践に凄く役立ちます!

Vol.1Major (Ionian Mode)
Vol.2 Natural minor (Aeorian Mode)は
コードネームがついているので、
2冊を横に広げて照らし合わせて比較すると
曲の構成や展開を理解する手がかりになります。

僕はしっかり調性を把握することが大切だと考えています。

盲点に気づく良い機会になる…と感じたので
あえて、第2弾はNatural Minorに特化しました。

勉強をされた熟練の方でも「あれっ?」と
新しい気づきを得るでしょう♪

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音楽のことで悩んでいる人へ

ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

Tano-ism(タノイズム)

世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
登校拒否に無断欠席は当たり前。もちろん、塾なんて行った事がありません。何故かというと、私にはどうしてもわからなかったからです。

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