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今日のプライベートレッスン

パリ音楽院教授だったデファイエ監修による
オリビア・メシアン作曲の現代曲を練習した。
流石にこれは……疲れた。
講師である僕の方が疲れてしまった。

その後、久々のチャーリー・パーカークラスを行う!

このチャーリー・パーカークラスは月1回開催している。
先月から始めたばかりでまだ2回目だが、これが非常に面白い!
実際、CDと同じ様なメロディとアドリブを演奏する。
おまけに、簡単な音楽理論も交えてレクチャーするので、
二度美味しいこのレッスン。
オリジナルの速さは難しいが、ゆっくりペースだと
皆、それなりに良い感じで吹いているから、僕もビックリ!

僕がサンプル演奏をする訳だけど、
あまりにチャーリ・パーカーやソニー・ロリンズみたいな
音色で演奏ができるので、我ながら驚いてしまう。
「先生、バッパーみたいですね。」弟子の一言。

これもひとえに、私の弟子からアメリカンセルマーの
マークVIを借りて演奏しているから。

この楽器は、甘くて力強いのが特徴。
ブルーノートレーベルのイメージを蘇らせてくれる。

テナーとソプラノだけのこのクラス。
チャーリー・パーカーの演奏は
全てのジャズのニュアンスが含まれている。
…というか、ジャズのバイブルと言える。

これをきっちり吹くのは難しい。
これを真似して、皆、プロになる。

でも、これをそのままコピーするだけなら
美学とはいえない。
単なる、物まね。
自分の音楽に変えて行かなければいけない。
これが、非常に難しいんです。

全く同じではありませんが、
わかり易く言えば、画家をイメージしてください。
写実を専門にする画家と、オリジナル作品を創り出す画家の違い。
究極の職人と芸術家……
あなたはどちらを目指しますか?

でも、楽曲のニュアンスを勉強するには、
コピーは適しています。

芸術は厳しく面白い!!
今日も僕と弟子は、芸術の一片を楽しむ。

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コメント (4)

そうか、芸術は厳しいのか…。
そして面白くて楽しめる…んですね。

YOSHIEさん
音の向こうの世界を見てみましょう!

チャーリー・パーカー教則本

パーカーの決定的、教則本が出版されてます。多くのミュージシャンが間違った音で演奏している「ドナ・リー」「コンファーメイション」などの完璧なテーマ、アドリブがEb・Keyで10曲、掲載されおり、各曲のアドリブと総合的なパーカー・フレーズがC・Keyで細かく分析されています。
http://item.rakuten.co.jp/withmusic/10005552/
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9982329693

Hideさん
情報ありがとうございます。
読者のみなさんにとっても
嬉しい情報ですね。

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サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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