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渋谷JZbratライブ舞台裏:Treasure Hunterはジャズフュージョンのヘビメタか?!

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限られた時間の中、各地で田野城塾を展開しているが、
1日24時間では全然足りないな。

ライブ当日というのは、身にならない。

予定時刻より早く現場へ向かう。

「きっとオレが一番に到着だ!」
と思い会場に入ると、メンバー皆が既に居た。

一流のミュージシャンは時間に遅れないのが鉄則。

素晴らしい仲間だ。

さて今回の「Treasure Hunter」…

僕田野城が探検する宝探し。

メンバーとは2ヶ月前にリハをしただけで、
あとは各自にまかせていた。

それがベストだと思った。

だから当日のリハでは進行を綿密に確認し合った。

これまででこんなに確認したことはない。

ふっとした隙間に、ダルセーニョ1、2、3くらいになると
プロでも違うところに戻ってしまうこともある。

皆、リハからテンション高めで進んだ。
たっぷり時間もかかった。

僕は世界で1本しかないといわれる名器、
ヤナギサワのシルバーソニックを今回使用した。

とても力強い音がでた。

テナーサックスで欲を言えば、
高音のキラキラした音がもう少し欲しい。

ソプラノサックスは抜群だった。

リードのセッティングも前もって準備していたが、
会場では微調整が必要になった。
何故か、こういうことは起こる。

カムバックを決意して3年間、
札幌、東京、名古屋、大阪、京都、そして広島へと
田野城塾が広がるなかで

気持ちよくライブに臨めた。


偶然に神がかった演奏はできやしない。
ただ普段の演奏がどれだけ表現できるかだ。

メンバーとは古くからの仲間なので、
演奏をするうちに、不思議な感覚がわき起こった。

まるで時代をタイムトリップしていた。

PAも昔の仲間、ベテランのハニュウダ氏が来てくれた。

彼曰く、
「昔は音楽の進行が読めたけれど、今回は読めなかった。
 また変わりましたね。それが面白い。」

「先が読めないライブ」…いいねぇ。


曲の構成も僕にリンクした思い出の曲ばかりを選んだ。

自分の音楽人生2ndステージをスタートする上で、
彼らに敬意を評したかったのだ。

モントルージャズフェスに出演した後、
N.Y.でアルバム制作をしていた時に
大変お世話になったから。

そして田野城は再スタートしますという意味を込めて。

当日のMCは全く考えず
自然の成り行きにまかせた。

どれも素直に口から出た言葉だ。

皆さんからの拍手…ありがとう。

それにしても長島君が復帰してきたことは、
僕にとっても嬉しいことだ。

ギターの齋藤君もリーダー格の人間。
キーボードの啓三もリーダー格。
僕もそう。

これだけリーダー格の人間が集まると
厳しさとやさしさを持っている。

だから温かく彼を迎え入れることができた。

一時は「死んでやる!」とわめき散らし、
僕と殴り合い寸前の大喧嘩をした男だが、

音楽はそれをも包み込んでしまう。

会場の皆さんも何かしら感じてくれたのではないだろうか?


僕にとって記念すべきライブにお越し頂いた皆さん、
本当に本当にどうもありがとう!

札幌や新潟そして名古屋や大阪、神戸からも本当にありがとう!

懐かしい顔にも出会えて嬉しかった!

Treasure Hunter が今後、
どのように化学反応を引き起こすのか
僕自身とても楽しみだし、
皆さんにもその現場を共有してほしい。

どうぞこれからも応援よろしく!


そうそう、
JZBratのタニグチさんも喜んでくれたので、
今年の暮れには再び同じ会場で
皆さんとお会いできるかもしれません!

その時までに
どれだけ僕が進化するか…お楽しみに!

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ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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