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マイルス・デイビス

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今夜のマルクロオケが終わった後の打ち上げは、
マイルス・デイビスの話しだった。

没後20周年かな?
NHKでも特集くんでいるそうだし。

そこには、僕の先生でもある
デイブ・リーブマンがでていたそう。

クインシー・ジョーンズが招聘してくれた
25周年モントルー・ジャズ・フェスティバル。

僕もその時に出演していたので、
マイルスのリハーサルを控え室で聴いていた。

ちょうど「Doo-Bop」が出されあと。

彼の何が凄いかといったら…、


音がいい!音色がすごい。

でも、この音色を出すために、
呼吸法や立ち位置などを熟知しているんだな。

と聴きながら感じていた。

呼吸方法とか、肺や丹田とか
唇とか、口の中とか喉とか。

どのようにしたら
理にかなった演奏方法なのか?

と考えたときに、

日本とアメリカは全く違った考えで行っている。

30年前に、アメリカから帰国後
ヤナギサワクロッシュでその事を
レクチャーしたら、

真逆の事を話す僕のことを
参加者の誰もが信用してくれなかった。

ところが、30年経って先日、
クロッシュから言われた。

「田野城さんの言ってることは今になって正しいとわかった」と。

情報が色々と入ってくるようになった今、

やっと30年前に僕が日本に帰国して
大バッシングされた事が、
認められつつあるのかな。

いい音を出したいってことは、

音を出す迄が勝負だということに。

それを熟知した上で演奏するのと
分からずに演奏するのとでは、
雲泥の差がある。


例えるなら、
大リーグピッチャーならストレート160k/m台、
日本ならせいぜい頑張っても140k/m台。

この差は、一体なんなのか?

気合いや根性だけでピッチャーは投げていない。

ここですね、音楽も。

ロングトーンをしてピンポイントで一音合うという考えではなくて、

全ての音を鳴らしきるというテクニックを身につけなければいけない。

そういうことを、トランぺッターの方に
たまたま具体的に話しをしたら

「フィジカル的なことが、
 非常に理にかなっている。

 これまでいろんな有名な方に、
 大金をはたいて学んだ事を
 田野城さんはものの見事に十数分で話してくれた」

と喜んでくれた。

僕って凄いんだね(笑。

これを僕に教えてくれたのが、
恩師のデイブ・リーブマンであり、
ジョー・アラッドなんだ。

ちなみに
僕のこの数十分の講義の内容は、
十数万の価値がると、
そのトランぺッターは言ってくれた。

ほぉー。


…そんなに皆、悩んでいるのか。
しかし日本国中どこに行っても、
これと似た悩みを聞く。

たくさんアメリカの教材は出ているけれど、
実際、鳴っている音がわからない。
目でみて聴かないとわからないものなんだ。


シカゴフィルや、ニューヨークフィル
のように吹きたければ、
まずはフィジカル面を見直さないと。
もちろんメンタル面も。


このような事に悩まれてる方は
一度、僕のワンポイントレッスンを
受けてみるといいですよ。
こちらまで。

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音楽のことで悩んでいる人へ

ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
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