2011年01月18日
Supersax Plays Bird
たしか僕が高校生だったと思う。
このアルバムにレコード針を落とした時
なんじゃこりゃ~!!
サックスアンサンブルの凄さに
衝撃の稲妻が体を駆け巡った!
当時の僕は学校から帰宅すると、決まったように…
後期ウディ・ハーマンのサンダーリングオーケストラや、
メイナード・ファーガソンオーケストラなどを聴きまくっていた。
計算された音の壁が襲ってくるような感じが
たまらなく興奮した。
また当時FM大阪唯一のジャズ番組、
『アスペクト・イン・ジャズ』は
僕のバイブルだった。
そこでDJの油井正一さんからたくさんの事を教わった。
ロックからジャズへ一気に興味が広がった、
音楽を楽しめる貴重で新鮮な番組。
僕もかつてレギュラーのラジオ番組を持っていた頃は、
油井さんのように奥の深い音楽教養番組を目指した。
チャーリー・パーカーは、油井さんの番組でも
良く取り上げられていたと思う。
大学時代は当たり前のように聴いていたパーカーだが、
高校時代の僕はちょっと苦手だった。
たぶんロック好きだった僕の耳にはレコードの音質が悪く、
あまりピンとこなかったのだろう。
ところがそんな時、最新のレコーディング技術のもと、
一流スタジオミュージシャンがビ・バップの創設者である
チャーリー・パーカーの名作を取り上げ、
アドリブを吹き捲くったのが、
このアルバム「Supersax Plays Bird」。
高校生の僕は、素直に感動した!
そんな僕のお勧めアルバム。