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(続)伊勢神宮参拝

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昨年、坂本龍馬が大ヒットしたが、
大人になってから改めて日本の歴史を考える、
あるいは学ぶことは僕にとって
音楽とは違った脳細胞が刺激されるので実に楽しい。

学生時代に勉強した歴史だが、
時とともに遠くへ忘れ去られていた。

過去を知ることは、現在につながり、
未来へと発展して行く…はず。

大事なことは打算ではなく本当に成長しているのかどうか?

ところで田野城塾で日本各地を訪れて感じた事のひとつに…

神社仏閣が日本は実に多いことだ。

東京の下町を歩いてみると、
路地をくぐる先々に小さな祠に出くわす。

儀式的なものとしてだけでなく、
生活の一部として存在していたと感じる。

日本人は信仰心がはっきりしていないと言われているが
昔の日本はそうとも言えなかったのでは…

いつから神様や仏様が遠くなってしまったのか。

確固たる心の拠り所(信仰)が代々守り伝えられていたら、
これほどまでに、孤独に死ぬ人が増えなかったのではと思う。

守るべきものがなければ人は弱い。

さて外宮を参拝したあと、
自転車で一路内宮を目指す!

相変わらず天気は晴れて良いのだが、風が冷たい。

上り坂、下り坂ありの起伏の地形は
日頃の運動不足や疲労を痛感。

しかし自転車を投げ捨てて行く訳にもいかず、
ここは頑張るしかない!

約40分位走ったであろうか、
内宮手前のおかげ横丁にたどり着いた。

やった~!!これで自転車から解放される~!

…でも冷静に考えたら、
まだ帰路が残っている!!

愕然。

ならば体に栄養補給を…と、
おかげ横町でカキフライ串やナマ焼き牡蠣、
柿の葉ういろう、赤福を食した。

それにしても、平日だと言うのに横丁の中路は、
観光客?なのか参拝客?なのかとにかく
いっぱいの人で埋め尽くされていた。

伊勢は大人気スポットだ!

大都会から離れていても、はたまた経済が悪くても、
田舎でも、伊勢神宮と呼ばれる神社、文化遺産があれば
嘘のように盛り上がる。

イタリアみたい。

110127_2.jpg

その人混みの中をスイスイと自転車をこぎ続けて
前進する訳ですから見方を変えれば、
自転車野郎の僕はえらい迷惑だったでしょう。

入り口に自転車を停め、いいよいよ内宮へ。
こちらは右側通行。ちなみに外宮は左側通行。

これもちょっと面白い!

それにしても五十鈴川の美しさは素晴らしい!
川底がとってもはっきりと見える。

日本各地の川が五十鈴川のようにクリーンになったら
子どもも大人ももっと楽しくなるだろうな。

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ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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