2010年11月05日
日系アメリカ人オウエさんの話 〜Japanese American〜
お父さん(オウエさん)は慶応義塾大学、
お母さんは津田塾大学ご出身。
移民としてロスアンゼルスで農場を営む。
必死に働いて地元でかなりの規模の
農地と財産を手に入れる事ができた。
そんな矢先、第二次世界大戦に巻き込まれた。
農地や銀行預金も全て没収。
あげくの果てに…
日本人はまとめられて列車で
強制収容所に連れて行かれた。
収容所といっても周りには何もない砂漠の荒れ地。
とても人間が住める環境ではなかったそうだ。
そのためそこでは、
たくさんの日本人がなくなっていったそうだ。
「アメリカ政府はそれに対して何の謝罪もない。
アウシュビッツをアメリカは避難できない。」
(※30年前の話です。この件はその後、裁判が行われています)
食べ物も何もない。
木を切り、石をのけ、畑を耕し
増え続ける捕虜を収容するため
必死で暮らしの場を作り上げて行ったそうだ。
戦争が長引きはじめ、
いよいよヨーロッパ戦争が始まった。
アメリカも軍隊の補強が必要になり
日本人捕虜も外人部隊として
アメリカに忠誠を誓わされた。
「都合良すぎる」
オウエさんは思った。
しかし、こうも思った。
「アメリカ人よりもよりアメリカ人らしいところを見せてやろう。
日本人のプライドとして…」
この続きは、また次回に。
日系移民の歴史を知ってください。
今夜9時からTBSで。