2007年05月29日
O.tone[オトン]
=前号表紙=
その取材依頼がきた事は……正直悔しい。
だって、僕はまだ「オヤジ」じゃない。
オヤジの雑誌と言われても、でも僕はオヤジじゃない。
朝10時のインタビューはきつかった。
前日が丸一日ノンストップでサックスを
吹きまくっていた為、今朝は頭がどこかに行っていた。
編集者の方には、ご迷惑をかけてしまったと思う。
でも終わって「面白かったですよ」
と言われ、少しホッとした。
編集者の方は、実は以前から僕の
事を知っていたそうだ。
しかも、7年前に僕に連絡をくれたと言う。
某雑誌での電話インタビュー。
それ以来、会って話したいな〜という事で
共通の友人でカメラマンの渋谷君が紹介してくれたそうだ。
今日のインタビューは2回目。
前回は5月23日に行った青い空〜のライブ
に来てくださった。
今回はヤマハミューズクラブ札幌の
スタジオを借りて行った。
サックスプレーヤーはサックスを
持っての撮影が当たり前。
ところが、何気にピアノを弾いている僕の姿
をパチパチ撮っていた。
これが見事に成功したという。
田野城寿男ピアニストとしてデビュー!
昔からの夢だったんだ。
感無量……、遂にしてやったり!
こうして、取材撮影は2時間で無事終了。
それから友人でもあるカメラマンの渋谷君が
食事に招待してくれた。
4LDKマンションを改造して、
見事にスタジオを作り上げていた。
美味しい食事と共に、70年代の音楽談義。
たくさんアドバイスをくれた。
懐かしかったのは、テリー・デュピダル。
僕が20代の頃、1曲カバーして
広島のジャズフェスティバルで演奏した事がある。
あの頃のECM作品を聞くと、非常に芸術性の高いものを
作っていたのだと、改めて感心した。
ちなみに「オトン」は7月5日発売。
本屋に足を運んだあなたは、
もれなく僕のコメントと演奏している
写真を見る事ができますよ。