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吹奏楽部最終講義『本音で語ろう!』

先日最後となる北海道帯広南商業高校吹奏楽部の
音楽指導に出かけた。
思えば3年前、帯広市から監督依頼があった時は
正直驚いてしまった事を今でも良く覚えている。
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『一人でもインスパイヤーされる学生がいたらそれで十分』
帯広市の職員から言われた。

ふむふむ、良い事言いますね〜

『ある意味閉鎖的な環境にある学生達に
田野城の経験した世界を伝えて欲しい・・』

これはやる価値がある!すぐ契約書にサインをしました。

この3年間、練習の合間をぬって、
民族、宗教、思想、エイズ、バイセクシャル、
環境、恋愛、等々を思いつくまま喋ってきた。

僕は学生と喋る時は必ずストレートに話す。

包み隠さず本音トークだからこそ面白い。

さて最終回となったこの日。
学生達の希望で、音楽練習は辞めて話をする事となった。

ならば、Question & Answer 形式のほうが楽しいかな?

学生達から早速、いくつか質問が出た。
その中で出た出たやっぱり
『先生はガールフレンドはいますか?』

『そうだね…では複数の女性と交際していると思う人?手を挙げて』
あれれ〜ほとんど全員が手を挙げたのには、嬉しいやら悲しいやら…

つまり、僕はモテると見られたのだな・・
と自分に言い聞かせるしかなかった。

『では僕の話で一番印象に残っている事は?』

僕の質問にトランペットの男子生徒が答えた。
『エイズのお話です。』

『だったら今日は推定200万人が感染している
C型肝炎の話をしよう…』

何度も言いますが、今の学生達に必要なのは、
本音をストレートに伝える事だと思います。

社交辞令や形式ではなくナマナマしい会話も大切です。
なぜなら、識字率や記憶力とは違う、
一人一人の想像力を養う訓練には、必要不可欠だからです。

これまで僕の考えに賛同し、サポートしてくださった、
帯広市、南商業高等学校職員の方々に感謝します。
そして吹奏楽部の学生達、楽しい時間をありがとう!

また、いつかどこかで、会える日を楽しみにしています。

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コメント (3)

私には子供が3人います。
いつも願ったことは、「魅力的な大人に出会い、いい影響を受けてほしい」ということでした。
手元にいる間精一杯子供と向き合いましたが、その後は「どうぞ世間の皆さま、この子たちが一人前になる手助けをしてやってください。」と祈るばかりでした。
人とのいい出会いは簡単そうで実はそうたくさんあるものではありません。
南商業高校吹奏楽部のみなさん、
いい出会いに恵まれてよかったですね!
そして一生音楽を!

ボクもほぼ同じくらいの年齢の学生にデザイン関係の授業でかかわっています。 芸森の隣の学校です。
実は何年か前に体育館で芸術の森のJr.ジャズの指導をされていた田野城さんの様子をちらっとお見かけしたことがあるんです。

ほとんどが実習の担当なので、自分の制作の経験やノウハウ、こうやればプロで食っていける、なんて話をばんばんしています。

ですので「ホンネトーク」はとても共感できます。

非常に感性のするどい子達が集まっていますので、表面的な会話は興味をもってくれませんし、こちらもそんなことやる気もない(笑)
ただボクの場合暴走し過ぎる傾向があるので気をつけています。

ボクは40になるかならないかでアルトから始めましたが、それから7〜8年たってどうにかセッションなどで遊べるようになってきました。

楽しみつつ少しづつ上手くなりたいなぁと思ってます。

YOSHIEさん
人に幸せを与えられたら…それを自分の幸せと感じる人間になって欲しい。

♪リファT.sax@錫craftさん
いいですね、これからバンバン本音トークしていきましょう!

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ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

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世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
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