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サックスを始めたい方へのアドバイス

団塊の世代を中心に、
楽器にチャレンジしたい方々が増えています。

音楽を聴くだけではなく、
実際に楽器を手に持つ事で
ちょっとワクワクした時間を
過ごせるかもしれませんね。

現在私が使用している楽器は、
ヤナギサワのシルバーソニックと呼ばれるモデルを
進化させた田野城モデルです。

特にソプラノサックスの音の伸び具合は抜群です。

ブロンズと呼ばれるモデルも音色は大好きです。

しかしヤナギサワでも…


それ以外のサックスは使用しません。

同じメーカーでも楽器本体により、
個性の違う音色を持っているからです。
まず、この点に注意して下さい。

セルマー社で作られたサックスも
年代により、かなり個性が違います。

特にアメリカン・セルマ−と呼ばれるサックスは、
当時の職人気質が顕著に表れており
とても面白いです。

本体には随分手が加えられています。

たとえば、トーンホールが削られていたり、
開きが変えられているのも当たり前なのです。

また現在、
アメリカのトップアーテイストが使用するサックスは
タンポと呼ばれるパッドも同じ素材ではなく、

部分的に取り替えられている為、
使う音により音色がマイルドになったり
鋭くもなる様な仕掛けもされています。

…と言う事は、
演奏者のスタイルに合わせてカスタマイズする
能力のあるリペアマンの存在が
いかに大きいか…とも言えます。

そして、何といってもマウスピースです。

これは楽器本体と人間の口に接続する部分で、
このマウスピースにより
音色の50パーセントを決定する事になります。

それにリードを締めるリガチャーも
響きを変えてしまう大きな要因の一つです。

私は長年Sのハンドメイドと
ヤナギサワスペシャルモデルの
マウスピースを使用しています。

しかし残念ながらこのマウスピースの入手は、
現在ではかなり困難です。

これに変わるマウスピースとしておすすめは、
ニューヨークのJでしょう。

ニューヨークのスタジオで紹介していただいたのが、
彼のマウスピースでした。

非常に吹奏感が良く、
音にも艶があり素晴らしい作品です。

最後に一番大切なのは基礎です。

特に呼吸方法とアンブシュアはかなり重要です。

よく私のもとには、

『練習をしっかりしてからレッスンを受けさせて下さい!』

と宣言される方々がいらっしゃいますが、
実はこれは大きな間違いの始まりです。

優れたサックス本体やマウスピースなら
楽器店で購入することが出来ます。

しかし、
この呼吸方法とアンブシュアは
楽器店では売っていないのです。

これらの事をできるだけ初期に、
理論的にしっかり理解した上で、
サックスの練習をはじめる事をお薦めします。

無駄無く上達が早い。

これもサックスを学ぶ上で大切な事です。

ともあれ、サックスを愛するみなさん!

是非、実際に楽器を手に取って、
吹いてみましょう。

楽しいですよ!

音楽は本当に素晴らしい!

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コメント (7)

このニューヨークのJさんのマウスピース、感動しました。
今まで、サックスを「苦労して」吹いていたのがうそのようで、
吹き心地がこんなにも違うのか、と驚いたものです。
マウスピースはとっても大切。

お金があったらアルトのマッピも欲しいなぁ…。

ガンバって稼ぐかぁ(笑)

Fkingさん
 そう、やっぱり違うでしょう。
 僕が推薦するものは、かなり優れものですよ☆
 Jに今度、伝えておきます。

redstoneさん
 そうです!アルトも凄いですよ〜。
 頑張って稼いでください!!
 

最近、楽器本体、マウスピース、リード、そしてアンブシュア、ブレスコントロール、フィンガリング・・・それぞれ、奥の深さを改めて実感してます。
楽器を吹く時間が増えると、こだわりたくなるところですよね。
先日、W氏自慢のサックス、吹かせてもらいましたが、感動ものでした。
この感動は、やはり良いものを手にしたときにわかるんですね。ほしいな~。

Saxmannさん
サックスの音色は魂の叫びを
感じますね。
ブレスの仕方や、アンブシャーは大切です。
最高の食材で一流シェフがつくるグルメを食する事で、
本物の味を理解する事となります。
サックスも同じです。
最高の楽器を手にして吹いた時、
まるで違う本物の世界を知る事となります。
だからビンテージはやめられない☆

ヤナギサワ ソプラノ シルバーソニック S9030の購入を考えていますが、特徴を教えていただけませんか?只今同社のS901Ⅱを使用しています。 

ヤナギサワさん
シルバーソニック・ソプラノは少し重いのが難点ですが、
音色は引き締まり、かなり音伸びします。
またブレスも他社と比べて深くまで吹け込めますので、
表現の幅が広いですよ!
私はもう10年以上使用していますが、
素晴らしい楽器だと思います。
また、コメントお待ちしています!!!

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音楽のことで悩んでいる人へ

ホ−ムペ−ジを開設してから、僕のもとに「アメリカに行きたい!」「留学したいのだがどうすれば良いでしょう・・・」「サックスを使って即興演奏をしたい!」など、数多くの熱いメッセージが届けられている。こういった意見が届くたび、かつて僕もあなた達と同じ時期、心に抱き漠然と悩んでいた事を懐かしく思う。

田野城寿男プロフィール

サックス・プレーヤー。1958年生まれ。78年、ボストンのバークリ−音楽大学入学。在学中、ニューヨークでデイブ・リーブマンにサックス、フルート、音楽理論を師事。・・・91年、「25周年記念 スイス・モントルー・ジャズフェスティバル」に出演。この年、特別プロデューサ−として迎えられたクインシー・ジョーンズは、田野城の音楽とオリジナリティを「おまえは誰にも似ていない」という言葉で認め、抜擢した。

Tano-ism(タノイズム)

世界共通の言語である音楽は、国や民族、宗教の違い等を超えて、人の心を豊かにしたり、幸福にする力を持っています。だから音楽をする人間は地域や社会に貢献できるし、貢献していくべきなのです。

僕の言葉では、音楽は、人が人を想う「愛」だということになります。

田野城寿男が考える音楽教育

私は小学校から高校に至る迄、大の学校嫌いでした。
登校拒否に無断欠席は当たり前。もちろん、塾なんて行った事がありません。何故かというと、私にはどうしてもわからなかったからです。

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